前の記事でも書きましたが、特許明細書を読んでいくと、普段見かけない言い回しをよく目にします。
当業者は、本発明の好適な非制限的実施形態に関する、添付の図面を参照した以下の説明から本発明の技術的利点を理解するであろう。
なぜ「当業者」が主語なのか分からず、検索、検索。
その結果、その特許の専門技術の平均レベルにある人という架空の存在であることが分かりました。
これも前回書いたことともちょっと関係ありますが、これは確かに発明だ!と言えるものと、公知の技術の組み合わせに過ぎないとみなされるものの分かれ目、それは架空の「当業者」さんがどう理解するかによるということ。
今読んでいる特許明細書の文言に沿うと、「当業者」さんがこの特許明細書を読めばこれはまさに発明だ!と分かるはず、と言いたいのですよね。はあ~。
均等論もそうだし、独特の用語は覚えなくてはいけない特許業界のお作法のように感じます。検索していると、ちょくちょく用語集のようなサイトにあたるのですが、その量の膨大なこと(泣)理解できたものから、一語一語「知子の情報」に蓄積していくことにしました。
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コメント
今日のビデオで取り上げておきましたので
ご参考までに。