理想の特許明細書とは

『特許明細書のチェック法』のマインドマップを作成しました。

『特許明細書のチェック法』マインドマップの一部

講座を通じて背景技術や課題から入るほうが理解しやすいと聞いていましたが、その通りだなと思いましたし、特許の審査をパスし、また他社から守る上での請求項の重要性をより一層理解できたような気がします。

上位の請求項は抽象度を高めて、広い範囲をカバーできるようにすること。それに対し、中位、下位になるほど具体性が強め、他社の特許をけん制したり、自社の権利を守ったりできるのがよい特許明細書と言えるようです。自分なりのイメージで簡単に図解してみました。

請求項のイメージ

しかしながら、この本の中では特許出願にはその企業なりの目的があるはずで、その目的を果たすことのほうが優先されると説いていました。請求項の範囲が決して広くなくても、例えば他社のけん制が主目的でそれが実現できるなら必要十分であるということです。

弁理士、発明者、知財担当の3者が協力することはもちろん大切ですが、弁理士が知財戦略策定時など早期の段階から企業にかかわれるなら、目的を共有できるので理想的であるとも書かれていました。その点、著者の事務所が得意とされている知財部のないような中小企業向けに早い段階から深くサポートするという方法は、手間はかかってもその企業の目的の実現には一番の早道になるのだろうと思いました。

特許明細書を読んで、その特許の目的まで見抜けたらすごいのでは?業界地図を把握し、ライバルの類似特許まで読み込まないとそこまで見えてこないでしょうか。もし分かれば、それこそがその特許明細書の“本質”なのだろうなぁ。